プロテインは身体に毒?

先月公開したブログを読んだ方から、こんな質問をいただきました。
筋トレしていないのにプロテインを飲んだら腎臓が悪くなるんじゃないの?
ナイスクエスチョン!なので今回はこの疑問にお答えします。

タンパク質は不足がちだけれど、摂りすぎもダメ

「何歳まで自分の足で歩けるかは、40歳からの生活で決まる!」と題したブログで、高齢になった時に筋肉が足りないと歩行困難になりやすいので、40代から意識的にタンパク質をとりましょう、という提案をさせていただいています。

この記事に対して冒頭のご質問をいただいたわけですが、もちろん、摂りすぎはダメです。プロテインに限らず、なんでも摂りすぎはダメ。記事の主題は「タンパク質は不足しがち」ということを指摘しておりまして、その対策としてプロテインをお勧めしています。ですので、決して過剰摂取してくださいということではありません。

牛肉を1.4キロ食べたら過剰です(そりゃそうだ)

では、タンパク質の過剰摂取というのはどのくらいかということですが、体格の差などを考慮せずに大雑把に言うと一日に200gを摂ったら明らかに過剰です。牛肉に換算すると約1.4kg!プロテインに換算するとおよそ10回分。起きている間中、90分ごとに摂るとこのくらいになりますが、プロのボディビルダーでもこんなことはしません。タンパク質の半分を普通の食事から摂るとしても3時間ごとの摂取になりますのでかなり異常です。

(カロリースリムより)

確かに臓に負担はかかるけれど…

タンパク質は糖質や脂質と異なり、身体に貯めておくことができないので、過剰摂取した分は排出しなくてはなりません。この時、タンパク質のままは排出できないので、最終的に腎臓で尿素という物質にします。この負担があるため腎臓が悪くなると言われるのですね。

とはいえ、腎臓に負担がかかるレベルの過剰摂取は前述の通り、かなり異常な状態なので心配する必要はありません。朝晩2回のプロテインで40gほどのタンパク質が摂れますので、残り数十グラムを食事から摂れば十分ということになります。

糖質(炭水化物)と脂質は摂りすぎに注意。タンパク質は不足に注意。
こんなふうに覚えておくとよいと思います。

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