筋トレしないとガンになる!?

こんにちは!今回はちょっとびっくり。筋トレしないとガンになるというおはなし。ホントかいな?と思われるでしょうが、かなり本当。しかもガンだけでなく糖尿病動脈硬化認知症などの発症リスクまで高くなってしまうといわれているのです。高齢になってからだと大変なので、早めに始めるのがよいみたいですよ!

体力と医療費の関係

若いうちは体力があって、それほどお医者さんにかからない。年齢を重ねるにつれて体力がおちて、お医者さんにかかる頻度も高くなる。これだけなら当たり前の話なのですが、データ化してみると体力と医療費の関係が、見事に相関しているのです。

このデータが示す通り、20代が体力のピークで医療費がボトム。その後、体力の低下と共に医療費が増大していきます。体力30%の位置にひかれた緑のラインは、「日常生活動作(ADL)」を示していて、これを下回ると要介護ということになります。つまり、20代の時の体力が30%以下にまで下がると日常生活がままならないということを示しています。

そして、ここでいう「体力低下」とは「疲れやすくなった」とか、「無理が効かなくなった」というものではなく、加齢性筋減少症(サルコペニア)という、加齢が原因で起こる筋肉の減少が主要因となっているのが大きなポイントです。

なぜ、筋肉が減るとガンになる?

加齢性筋減少症(体力の低下)は「慢性炎症」と深い関りがあると指摘されるようになっています。炎症というのは風邪をひいてのどが痛くなるとか、傷口にばい菌が入って化膿や発熱が生じるなどが思い当たるでしょう。これらは体内に入った異物を退治しようとする反応で、「炎症反応」と呼ばれます。

ところが、異物が侵入しなくても運動不足や肥満など、体力低下を引き起こす生活習慣でこの炎症反応が起こることがわかっています。ただ、この炎症反応は非常に低レベルなので、自覚することはほとんどありません。しかし、確実に、しかも全身で発生しているというのが厄介なところです。

そして、この炎症反応が特に脂肪細胞に起これば糖尿病に、免疫細胞に起こって、その影響が血管の細胞に現れれば動脈硬化に、脳細胞に起これば認知症やうつ病、さらに炎症反応によって分泌されるサイトカインという物質によって、がん抑制遺伝子に影響が及べばガンになる、と考えられているのです。

というところで、続きは次回に。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP